『大戦略DS』は、国産ウォーシミュレーションゲームの金字塔「大戦略」シリーズを携帯ゲーム機向けに最適化した戦略シミュレーションゲームです。2006年5月25日に元気からニンテンドーDSで発売されました。PC版で定評のある『大戦略』のシステムをベースにしつつ、DSならではのインターフェースを取り入れた作品で、プレイヤーは傭兵部隊「ワイルドギース」の隊長となり、中東を中心とした紛争地域で様々なミッションを遂行します。

ゲームプレイは、六角形のマス(ヘックス)で区切られたマップ上で部隊を指揮するオーソドックスなターン制シミュレーションです。タッチペンを使ってユニットを選択し、移動先や攻撃対象を指示する直感的な操作が可能で、下画面には詳細な戦況データが表示されます。歩兵で都市を占領して資金を確保し、戦車や戦闘機などの兵器を生産して敵を撃破するというシリーズ伝統のルールは健在で、兵器ごとの相性を考えた緻密な戦略が求められます。また、ミッションクリア時に得られる報酬で新兵器を開発・配備する育成要素も搭載されています。

携帯機で手軽に本格的な戦略シミュレーションが遊べるというコンセプトは魅力的でしたが、本作には「CPUの思考時間が極端に長い」という致命的な欠点が存在します。敵のターンになると、ユニット数によっては数分から十数分以上待たされることも珍しくなく、携帯ゲーム機の手軽さとは対極にある忍耐を強いられます。グラフィックや操作性は一定の水準に達しているものの、このテンポの悪さがゲーム全体の評価を大きく下げる要因となっており、戦略を練る時間以上に「待ち時間」との戦いになる作品として知られています。

敵の長考を待つ間、ただ画面を眺めているだけでは時間がもったいないです。数分間の待ち時間を有効活用するために、手元で遊べる知恵の輪や、片手で読める文庫サイズのミリタリー小説を用意すれば、ストレスを知識や脳の体操へと変換することができます。あるいは、砂時計を置いて時間の経過そのものを可視化し、優雅なティータイムに変えてしまうのも一つの戦略です。

待ち時間を脳トレに変える大人用知恵の輪

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