Article 2024/8/19
【FC】鉄腕アトム
【FC】鉄腕アトム
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ゲーム情報
| タイトル | 鉄腕アトム |
|---|---|
| ジャンル | アクション |
| パブリッシャー | コナミ |
| 発売日 | 1988年02月26日 |
| 対応ハード | ファミコン |
| 特徴 | 手塚治虫原作の同名漫画をゲーム化した作品。 |
『鉄腕アトム』は、1988年2月26日にコナミから発売されたファミコン用アクションゲーム。手塚治虫原作の国民的ヒーローを題材にしながら、実際にプレイすると“アトムらしさ”と“妙な電波感”が入り混じった独特の世界が広がる。横スクロールアクションをベースにしつつ、ステージごとに謎解きや仕掛けが入り、単純なアクションに収まらない構成になっている。
アトムの操作はジャンプとパンチが基本だが、特徴的なのが ジェット飛行。左右方向へ小刻みに3回ジャンプすると飛行状態に入るというクセの強い仕様で、これが分からないと序盤の壁すら越えられない。慣れると狭い足場を飛び越えたり、仕掛けをスルーしたりと攻略の幅が広がるが、最初は“なぜ飛べないのか”で混乱するプレイヤーが多かった。
ライフにあたるのは ウラン。時間経過でも減り、ダメージでも減り、落下でも減る。ゼロになるとお茶の水博士が駆けつけて修理してくれるが、博士のウランも有限で、尽きると本当にゲームオーバー。しかもウラン補充にはバグがあり、説明書で「博士があわてているせい」とフォローされているのが妙に味わい深い。
敵を殴ると 1文字ずつ喋るという奇妙なシステムも特徴。長文を喋る敵ほどタフで、複数を同時に殴ると文字が混ざって何を言っているのか分からなくなる。ヒントをくれることもあれば、どうでもいいことを言うだけのこともあり、ゲーム全体の“電波感”を強めている。
ステージ構成は全10面。近未来都市から地獄のような場所まで、アトムとは関係あるようなないような世界が続き、謎解きも音合わせ・数字合わせ・隠しアイテム探しなどバリエーション豊富。原作の雰囲気とズレたステージも多く、プレイヤーを戸惑わせる一方で、妙にクセになる作りでもある。
ゲームオーバー画面は特に印象的で、博士がアトムの墓の前に佇むという重い演出が入るステージもある。ステージごとに異なる“お別れメッセージ”が流れるなど、妙に芸が細かい。原作でもアトムの死が何度も描かれているため、ある意味では原作らしいとも言える。
アクションとしてはクセが強く、世界観も原作から大きく外れた部分が多い。それでも、謎解きの工夫や飛行アクションの独自性、敵のメッセージシステムなど、他にない要素が詰め込まれた一本。ファミコン後期の“キャラゲーの混沌”をそのまま味わえる作品になっている。