BACK TO LIBRARY ARCHIVE
Article
2024/8/19

【FC】上海

【FC】上海
game-list

ゲーム情報

タイトル上海
ジャンルパズル
パブリッシャーナムコ
発売日1987年12月04日
対応ハードファミコン
『上海』は、1987年12月4日にサンソフトから発売されたファミコン版パズルゲームで、アクティビジョンが1986年にMacintosh向けに開発した同名パズルゲームの家庭用移植作である。原作は「麻雀牌を積み上げた山から、特定の条件を満たす2枚を選んで取り除いていく」という“麻雀ソリティア”の元祖的存在で、世界的に大ヒットしたタイトル。その人気を受け、PC-8801、PC-9801、X1、PCエンジン、アーケードなど多くの機種に移植され、ファミコン版もその流れの中で登場した。
ファミコン版『上海』は、基本ルールこそ原作と同じだが、ハード性能の制約から牌の立体構造を色分けで表現するという独自仕様が採用されている。これにより、どの牌が何段目にあるかを色で判断する必要があり、他機種版と比べると視認性はやや低いとされる。それでも、端にある牌・上に何も乗っていない牌を選んで消していくというシンプルなルールはそのままで、短時間で遊べる中毒性の高さは健在。
ゲーム開始時には144枚の麻雀牌が積まれた状態が表示され、同じ牌を2枚選ぶことで取り除くことができる。季節牌や花牌は同種同士であれば組み合わせ可能で、すべての牌を取り除けばクリア。逆に、まだ牌が残っているのに取り除ける組み合わせがなくなった場合は手詰まりとなりゲームオーバーとなる。こうしたルールは原作そのままで、運と読みのバランスが絶妙な“電源パズル”の魅力がしっかり残されている。
ファミコン版は配列が1種類のみで、他機種版のように複数レイアウトを選べるわけではないが、そのぶん“ひとつの山をどれだけ効率よく崩せるか”に集中できる作りになっている。牌の段差が色で表現されているため、慣れるまでは見づらいものの、シンプルな操作性と短時間で遊べるテンポの良さから、当時の家庭用パズルとしては十分な完成度を持つ。
総じて、ファミコン版『上海』は、原作の持つ中毒性とシンプルなルールをしっかり受け継ぎつつ、ファミコンならではの制約と工夫が見える一本である。派手さはないが、短時間で遊べる“永遠の中堅パズル”として、今なお根強い人気を持つタイトルだ。
G

GAME PON-POO

フリーランス WEBデザイナー

フリーランスのWEBデザイナー。個人サイトのひとつとして GAME PON-POOを運営。ゲームは幼い頃から好きで、広く浅くプレイしている。家庭用ゲームがメイン。ソウルライクな作品が好み。

関連動画

RELATED ARTICLES

1987年のゲーム作品一覧

最新のゲーム情報