Article 2025/4/10
【PS4】The Pedestrian
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『The Pedestrian』は、アメリカのインディーゲームスタジオSkookum Artsが開発したアクションパズルゲームで、2020年1月29日に発売されました。ゲームの主人公は、交通標識などのピクトグラムとして描かれるような棒人間であり、舞台となる街並みは3Dで表現されていますが、主人公は街中に設置されたパネルなどの平面内でのみ移動が可能となっています。複数のパネルが設置されている場合、それぞれの表面に描かれた出入り口部分をつなぐことで行き来が可能となり、中盤以降には扉を開ける鍵や仕掛けを操作するスイッチなどのギミックが登場します。ゲーム全体にはストーリー性が少なく、台詞や説明文などのテキストは一切存在しません。
開発は2014年から開始され、『Portal』『The Talos Principle』『The Witness』などのパズルゲームからインスピレーションを受けたとされています。一方で、誰もが理解して体験できるゲームを目指すという考えから、テキストを排除した設計が採用されました。2017年1月18日から2月17日までの期間にかけて、クラウドファンディングプラットフォームKickstarterで資金調達が行われ、設定された2万1000ドルの目標額に対して3万318ドルを達成しました。
ゲームの特徴として、プレイヤーはパネル間を移動する際のルートを自分で選ぶ必要があり、その過程で設置されたギミックを操作して進む必要があります。パネルの配置や仕掛けの位置によって、解法のパターンが変化し、パズルの難易度が調整されています。また、ゲームの世界観は抽象的で、具体的な背景ストーリーは提供されず、プレイヤー自身が探索を通じて理解を深めていく形式となっています。
開発チームは、パズルゲームの魅力をシンプルな形で表現することを目的としており、操作性や論理的思考を重視した設計がなされています。ゲームの評価としては、2017年のSXSW Gaming Awardsで「Gamer's Voice Single Player」部門にノミネートされるなど、注目を集める結果となりました。また、2021年のウェビー賞において「Puzzle, Strategy & Trivia: Games」部門にノミネートされるなど、幅広い層からの評価を得ています。
『The Pedestrian』は、パズルゲームの基本的な要素を再考し、視覚的な表現と論理的思考の組み合わせによって新しい体験を提供する作品です。プレイヤーはパネルをつなぐルートを探索し、ギミックを操作することで進む仕組みが特徴的で、シンプルながらも奥行きのあるパズル構造が魅力となっています。ゲームの世界は抽象的であり、プレイヤーが独自の解法を模索する過程が楽しめるとされています。また、クラウドファンディングを通じた開発資金の獲得や、国内外の賞のノミネーションなど、開発背景や評価の側面も注目されるポイントとなっています。