空が血のような赤に染まり、黒い月が浮かぶ異世界「赤夜」。突如としてこの怪奇現象に引き込まれた少年たちの過酷な戦いと、絶望に抗う姿を描く『11eyes CrossOver』。本作はPC向けの人気アドベンチャー『11eyes -罪と罰と贖いの少女-』をベースに、多数の追加要素を盛り込んで5pb.(現:MAGES.)より発売されたドラマチックアドベンチャーです。

物語は独眼の少年・皐月駆の視点を中心に展開しますが、コンシューマー版独自の大きな特徴として、新主人公・天見修と新ヒロインたちが活躍する追加シナリオ「虚ろなる鏡界」を収録。二つの物語が交錯する「クロスオーバー」が実現しています。システム面では、特定の場面で他キャラクターの視点に切り替わり、本来主人公が知り得ない裏側の葛藤や事実を把握できる「クロス・ビジョン」を採用。多層的な視点で世界の謎に迫る構成が、物語の理解を深める助けとなっています。

評価の実態として、緻密な伏線回収とダークファンタジー特有の重厚なシナリオは高く支持されています。一方で、PlayStation Portable版においては解像度の影響で立ち絵がやや不鮮明になる点や、ロード時間の長さがプレイのテンポを損なっている側面も。しかし、彩音による主題歌や重厚なBGMが演出する世界観の完成度は非常に高く、運命に立ち向かう少年少女の群像劇として強い印象を残す一作です。

本作を象徴する「赤夜」という極限状態は、逃げ場のない絶望と、そこから這い上がろうとする人間の強い意志を対比させる舞台装置です。萩原音泉氏をはじめとする豪華絵師陣によるスタイリッシュなキャラクターデザインは、凄惨な戦いの中にどこか儚い美しさを添えています。アニメ化も果たした本作のドラマチックな展開は、多くの読者に「運命」というテーマを深く印象づけました。

この『11eyes』のダークで美麗な世界観を、より身近に感じてみませんか。キャラクターの魅力を凝縮した公式設定資料集や画集、あるいは緊迫感を煽る劇中BGMを収録したサウンドトラックなどは、プレイ後の余韻を深めるのに最適です。アニメ版の映像作品と合わせてチェックすることで、物語の全貌を多角的に楽しむことができます。赤夜に隠された真実を、あなたの手元でもう一度紐解いてみてください。

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