『奇々怪界あどばんす』は、2001年にゲームボーイアドバンス向けに発売されたアクションシューティングゲームです。本作は、初代アーケード版『奇々怪界』のゲーム性に回帰した設計となっており、巫女の小夜ちゃん、美紀ちゃん、化け狸の魔奴化の3キャラクターから1人を選択してプレイします。各キャラクターには異なるショット特性が設定されており、紫のお札を取得することでそれぞれの攻撃が強化されていきます。

ゲームは全7ステージ構成で、道中に落ちている鍵を拾い、ボス妖怪の待つ部屋へ進むことでステージクリアとなります。お札によるショット攻撃と、お祓い棒による近接攻撃を使い分けながら進行するシンプルな操作体系が特徴です。ライフ制はなく、即死制＋残機制が採用されており、アーケードライクな緊張感のあるプレイが求められます。

ステージには雨・雪・霧などのエフェクトが施され、和風の情緒を演出しています。また、青・赤・黄色・紫のお札や水晶玉、鈴、仁王剣などのアイテムを活用することで戦略性が広がります。全クリア後には難易度が上昇した2周目が解禁される隠し要素も存在します。