Article 2025/3/30
【Wii U】ガイアブレイカー
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『ガイアブレイカー』は、ユビキタスエンターテインメントが2013年12月25日にWii U向けに配信した縦スクロールシューティングで、2009年にスマートフォン向けに配信された『グランダリウス ウィング ストライク』の移植作品。HTML5/JavaScriptベースのゲームエンジン「enchant.js」をWii U向けに最適化した「enchant.js for Nintendo Web Framework」で制作されており、同社にとって初の家庭用ゲーム機向けタイトルとなった。
ゲーム内容は、左右移動のみ可能な自機を操作し、直進ショットと最大4体までロックオン可能な追尾ミサイルを駆使して敵を撃破していく縦スクロールSTG。ロックオン攻撃は4体同時に撃つことで“チェイン”が発生しスコア倍率が上昇するが、敵の出現速度と噛み合わず逃げられやすいなど、システム面での不満点が多く指摘されている。全6ステージ構成でコンティニューは存在せず、アイテムによる強化も一切ないため、火力不足のまま高難度のステージに挑むことになる。
Miiverse連動機能を搭載しており、他プレイヤーの到達地点が画面横に表示され、追い越すと1UPする要素があった。しかしMiiverse処理が重く、敵が増えると“処理落ち”ではなく“コマ落ち”レベルのカクつきが発生し、ロックオンが機能しなくなるなど、ゲームプレイに深刻な影響を与えていた。操作性も慣性や遅延が強く、ショットとロックオンが同一ボタンで扱いづらいなど、基本操作の段階でストレスが大きい。
演出面でもロックオンエフェクトの緩急不足、着弾時のエフェクト欠如、音のバランスの悪さ、ボスのアニメーションがほぼ一枚絵など、古臭さと安っぽさが目立つ。ステージ構成も単調で、ザコ出現→逃げる→弾幕の繰り返しが続き、得点アイテムや編隊ボーナスも存在しないためスコアアタック性も薄い。
その結果、本作は「2013年クソゲーオブザイヤー据え置き機部門 次点」に選ばれるなど、Wii U屈指の問題作として語られることが多い。価格もスマホ版の約3倍となる1,890円で、内容に対して割高と評価されていた。2019年6月28日をもって配信終了している。