Article 2025/3/31
【NSW/PS4】ANONYMOUS;CODE
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『ANONYMOUS;CODE』は、MAGES.が開発したゲームソフトで、2022年7月28日にPlayStation 4とNintendo Switchで発売された。略称は「アノコ」と呼ばれ、『科学アドベンチャーシリーズ』の一作として位置付けられている。当初はPlayStation Vita版の発売も予定されていたが、後に発売中止が決定した。ゲームの開発は2015年に発表され、2016年冬の発売予定とされたものの、続報が途絶え、時期を繰り返し変更。2021年秋期へ延期された後、2022年に再び発売日が確定した。
ゲームの物語は、2036年に発生した「2036年問題」により、主要都市のコンピュータシステムに異常が生じ、全世界の防衛システムが暴走した。その結果、『サッド・モーニング』と呼ばれる大規模災害が発生した後、2037年の東京・中野を舞台に展開される。プレイヤーは、主人公であるポロンを通じて、この災害の背景やその影響を追う形で物語を進める。
ポロンはホワイトハッカーであり、親友のクロスとともにチーム「中野シンフォニーズ」を結成している。ゲーム内では、ポロンが「セーブ&ロード」アプリを手にし、このアプリを活用して時間の流れを操作する仕組みが導入されている。プレイヤーは「ロード」するタイミングをポロンに提案し、提案が受け入れられれば、ポロンがセーブしておいた地点まで戻る。この「ハッキングトリガー」システムによって、物語は複数の分岐を生み出し、プレイヤーの選択に応じた展開が可能となる。
登場人物には、ポロンのヒロインであるモモがおり、彼女は謎の少女として描かれる。モモは誰かに追われている状態で、ポロンと出会う。また、クロスはポロンの親友で、チームの中心的な存在として活躍する。ウインドは情報屋として中野で活動する駆け出しの人物で、オズは探偵事務所を営む自称なんでも屋。ノンノは10歳のハッカー兼ガジェット開発者で、小津谷天弦の事務所に所属している。バンビは警視庁サイバー対策課の広告塔「サイバーフォースドール」のセンターとして登場し、リコとイロハは同チームのメンバー。カオルはサイバーフォースドールの上司で、室長を務める人物だ。
各キャラクターは声優によって表現され、ポロンは千葉翔也、モモは夏川椎菜、クロスは杉田智和、ウインドは高仲祐之、オズは咲野俊介、ノンノは木野日菜、バンビは山本彩乃、リコは岡木陽夏、イロハは本多真梨子、カオルは上田燿司が担当している。
ゲームの舞台となる東京・中野は、災害後の社会を背景に、技術と人間の関係を描く重要な要素となる。プレイヤーは、ポロンの視点でこの世界の出来事を追いかける一方で、ハッキングトリガーの仕組みを通じて、選択肢を提示される展開に直面する。物語の進行に伴い、キャラクターの背景や動機が徐々に明らかになり、プレイヤーはその関係性を理解しながら、物語の結末に近づいていく。
開発の歴史は、長期間にわたる延期を経たが、最終的に2022年に発売が実現した。ゲームの特徴は、ハッキングトリガーによる分岐システムと、科学的要素を融合したストーリー展開にあり、プレイヤーが自由に物語の進行を操作できる点が注目されている。また、登場人物の多様な役割と、それぞれの背景が物語に深みを加える。
全体を通して、『ANONYMOUS;CODE』は、技術と人間の関係をテーマにしたアドベンチャーとして、プレイヤーに新たな体験を提供する。ゲームの世界観やシステムは、科学的要素を活かしながら、物語の深さと幅広さを追求している。