大手企業との提携のために人間性を売り渡した男の、罪悪感と希望を巡る物語。フィンランドの個人開発者Jesse Makkonen氏が手掛けた2Dサイコホラーアドベンチャー『ドットホラーストーリー2』。PC版が『DISTRAINT 2』のタイトルで2018年11月13日に先行リリースされ、その後2021年1月28日にレイニーフロッグからPlayStation 4およびNintendo Switch向けに日本語版が配信されました。

本作は、前作『ドットホラーストーリー』のエンディング直後から始まる直接的な続編。主人公の青年・プライスは、自らの心の闇を探検し、「理性」や「恐怖」、「強欲」といった自身の感情を具現化した奇妙なキャラクターたちと対話しながら、失われた希望を取り戻すための旅を続けます。

画面はクラシックなドット絵で描かれた横スクロール視点。プレイヤーは左右の移動と、オブジェクトを調べるシンプルな操作で不気味な精神世界を探索します。手に入れたアイテムを適切な場所で使用したり、パズルを解いたりして閉ざされた道を切り開くのが基本の進行。道中にはプライスを襲う怪物も現れるが、彼に攻撃手段は一切なし。迫りくる脅威に対しては、走って逃げ切るか、食器棚などの物陰に息を潜めてやり過ごすという、ホラーゲーム特有の無力感と緊張感を強いられます。

前作で残された謎や結末の続きがしっかりと描かれており、物語の完結編として非常に高い評価を獲得。グロテスクな表現や重苦しいテーマを扱いながらも、随所に散りばめられたダークユーモアが絶妙なスパイスとして機能しています。ただし、ストーリーが前作と完全に地続きであるため、本作からいきなりプレイすると状況が理解しにくいというネックも。前作をプレイ済みであることを大前提とした、シナリオの完成度で勝負するストイックなアドベンチャー作品です。

主人公のプライスは、自らの良心を犠牲にしてまで出世や成功を追い求めた結果、深い絶望と罪悪感に苛まれることになります。現代のストレス社会においても、仕事の重圧や人間関係の悩みから、心に余裕をなくしてしまう瞬間は誰にでもあるはず。画面の中で彼が直面する精神的な迷宮を彷徨った後は、現実の自分自身の心と体を労る時間を作ってみるのがおすすめです。お湯に浸かって一日の疲労を洗い流し、強張った神経を優しくほぐしてくれる上質なバスソルトを用意すれば、明日へ向かうためのささやかな活力を取り戻せます。

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