Article 2025/4/12
【PS4】Everything
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『Everything』は、デイビッド・オライリーが手がけた独創的なシミュレーションゲームで、PS4版は2020年2月13日にPLAYISMより日本語版が配信されました。プレイヤーは動物、植物、建造物、微生物、惑星、銀河など、画面に映るあらゆる存在へと姿を変えながら世界を旅します。目的やスコアといった概念は存在せず、ただ“存在すること”そのものを体験するという、非常に哲学的な作品です。
ゲーム内では、視点が変わるたびに世界の見え方も変化し、小さな存在から巨大な存在へ、あるいはその逆へと自由に移動できます。世界は自動生成とAIによって動き続けており、プレイヤーが操作しなくても環境が変化していくのが特徴です。また、哲学者アラン・ワッツのスピーチが随所に挿入され、生命観や存在についての新しい視点を与えてくれます。
さらに、複数の存在になった際には“オドリ”と呼ばれる集団行動が可能で、美しい軌跡を描きながら世界を移動する様子は独特の魅力があります。人間社会の建造物や車両などにも変身でき、視点の変化によって世界の広がりを感じられる構造になっています。日本語版の登場により、アラン・ワッツのナレーションも字幕で理解しやすくなり、没入感が大きく向上しています。
総評として、ゲームという枠を超えた体験を求める人に向いた作品で、哲学的なテーマや独自の世界観に惹かれるプレイヤーに特におすすめです。