Article 2025/4/21
【PS4】Jotun
game-list
『Jotun』はカナダのゲーム開発スタジオThunder Lotus Gamesが制作したアクションゲームで、家庭用ゲーム機向けには『Jotun: Valhalla Edition』としてリリースされている。ゲームの世界観は北欧神話に基づいており、プレイヤーはヴァイキングの女戦士トーラとして物語に巻き込まれる。トーラは神から巨人族ヨトゥンを倒すことでヴァルハラへと進むと教えられ、その使命を果たすための冒険を開始する。
ゲームプレイは手描きのフレーム・バイ・フレーム・アート・スタイルを採用しており、戦闘だけでなく探索やパズルの要素も含まれる。パズルでは木や球、ブドウといったオブジェクトを操作し、斧を振り下ろすなどさまざまな手段で敵と対峙する。物語を進めるにはオブジェクトやルーンを収集する必要があり、神力を得るためのほこらも存在する。また、体力の上限を上げる黄金の林檎が隠されている。戦闘では斧を振り下ろす、叩く、回避の3つの基本操作があり、斧の振り下ろしは攻撃力が高いため時間がかかるが、叩くは連続攻撃が可能で弱い攻撃となる。回避操作はプレイヤーが転がる動作を伴う。
神力はフリッグの回復、フレイヤのスピード、トールのハンマー、オーディンの槍、ロキのデコイ、ヘイムダルの楯などの能力を含み、初期には2回の使用が可能で、進捗に応じてもう1回増える。体力や神力を全回復できるミーミルの泉も存在する。メインエリアはギンヌンガガプと呼ばれ、そこから5つのエリアに移動可能で、各エリアは2つのステージ構成だが、ジェラ(第1ステージ)は例外となる。ステージで集めたルーンを基にヨトゥン5体のうち1体と戦えるようになり、撃破後にはトーラの人生に関連する情報を得られる。
開発はPAX 2015でスクリーンショットやゲームプレイ映像が初公開され、2015年9月にPC版が発売され、その後コンソール版もリリースされた。プロジェクトはクラウドファンディングで資金を調達し、Kickstarterで2299人の支援者から64000ドル以上を獲得。さらにカナダメディア基金とモントリオール財団からも資金提供を受けた。
発売は2016年10月に、subscription box companyであるIndieBoxと協力してパッケージ版が販売された。コレクターズエディションにはDRMフリーのゲームディスク、サウンドトラック、取扱説明書、Steamキー、カスタムデザイングッズが同梱されている。
評価ではMetacriticで79/100、Game Revolutionでは4.5/5、Attack of the Fanboyでは5段階評価で4個半の星を付けるなど、幅広い媒体から高い評価を得ている。IGNは8.0/10で北欧神話と美しい世界に生きる印象的な巨人のボスを通じた驚異的な旅と評し、GameSpotも8.0/10でトーラの物語を再び語りたいと述べた。ファミ通クロスレビューでは7、7、7、7の28点で、冒険や強大なボスとの攻防が楽しめる点を称賛した一方、マップの現在地表示の不備や高低差の把握が難しいなど、システム面の課題も指摘されている。IGN Japanでは6.7/10で巨人を倒したときの達成感やアニメーション、アイスランド語によるナレーションを賞賛したが、攻撃パターンの少なさや移動速度のテンポ、探索の簡単さ、ボリュームの不足、日本版のクライマックス字幕切れを批判している。
関連する作品として『Sundered』が挙げられ、両作はともに手描きアニメーションを特徴とするゲームとして注目されている。