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2026/3/27

【3DS】ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 絶対に捕まってはいけないガースー黒光りランド

【3DS】ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 絶対に捕まってはいけないガースー黒光りランド
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ゲーム情報

タイトルダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 絶対に捕まってはいけないガースー黒光りランド
ジャンル絶対に捕まってはいけない対戦逃走アクション
パブリッシャーアルケミスト
発売日2015年12月17日
対応ハードニンテンドー3DS
レーティングCERO A
特徴KOTY2015携帯機部門で次点に選出されたタイトル。フルプライスでありながら無料アプリを下回る内容と、常時発生する処理落ちや劣悪な操作性が検証サイトで指摘され、発売直後から中古価格が暴落した。のちに発売元のアルケミストが倒産し、パッケージ版が中古市場のワゴンに残留し続けている。
『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 絶対に捕まってはいけないガースー黒光りランド』は、年末恒例のバラエティ番組の企画を題材としながら、プレイヤーに対して映像処理の遅延と不条理な当たり判定による過酷な労働を課す。ゲームの進行は、マップ内を徘徊する黒鬼から逃げつつ、「秘宝集め」や「レース」といったミッションをこなしてポイントを稼ぐという構成である。しかし、アクションゲームでありながらニンテンドー3DSの立体視機能は完全に排除されており、視点操作を行うたびに画面がカクつくという常時処理落ち状態が稼働している。
当時の検証コミュニティや購入者レビューにおいて具体的な不満点として記録されたのは、マップ上に存在する巨大な「見えない壁」である。グラフィック上の木や雑貨の見た目よりも当たり判定が極端に大きく設定されており、鬼から逃げて狭い通路を抜けようとしたプレイヤーが透明な障害物に引っかかり、そのまま捕獲される事象が頻発した。また、鬼が接近しても直前まで警告画面が出ない仕様のため、処理落ちの中で視界外から唐突に捕まるという理不尽な追跡劇が展開される。
さらに、鬼に捕まった際のペナルティの仕様が、ゲームのテンポをシステム側から完全に破壊している。捕獲されると、画面全体がパイで覆われたり爆発に巻き込まれたりといった10秒から20秒近い無駄に長いお仕置きムービーが挿入され、その間プレイヤーは一切の操作を受け付けない。アクションゲームとしての駆け引きや回避技術は機能せず、プレイヤーはカクつく画面で見えない壁に引っかかり、数十秒の行動不能時間をひたすら待たされるという事実がエンディングまで反復される。
2010年代半ばのニンテンドー3DS市場では、テレビ番組や人気キャラクターのIPを利用したゲームが多数展開されていた。美少女ゲームの移植を主軸としていたアルケミストは、畑違いのバラエティ番組のゲーム化権を取得し、開発を外部へ委託して該当ソフトウェアを市場へ投入した。しかし、技術力の不足と開発期間の短さから、「3D空間を逃げ回る」というアクションゲームの根幹部分すら満足に動作しない状態のまま製品化されている。
番組出演者の音声を収録し、衣装の着せ替えといったファン向けの要素を実装してはいるものの、ゲームとしての基盤である「フレームレートの維持」や「当たり判定の調整」はシステム側から完全に放棄されている。結果として「鬼ごっこを楽しむ」のではなく、「処理落ちと見えない壁に耐える」という無機質な作業がプレイヤーに要求された。人気番組のネームバリューに依存し、デバッグや品質管理のコストを削減して強引にパッケージングした事実は、当時の版権ゲームにおける粗製濫造の末期症状を物質的に証明している。

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