『The Elder Scrolls IV: オブリビオン』は、Bethesda Game Studiosが開発したオープンワールド型RPGで、タムリエル大陸の中心「シロディール」を舞台に壮大な冒険が展開されます。プレイヤーは皇帝の遺志を継ぎ、異世界「オブリビオン」からの侵略を阻止する使命を担います。ゲーム内では、種族や職業、能力値を自由に設定できるキャラクタークリエイト機能が搭載されており、プレイスタイルに応じたロールプレイが可能です。

本作は、AI制御による1000人以上のNPCが登場し、それぞれが独自の生活サイクルを持つ設計となっています。昼夜の変化や天候の影響がリアルタイムで反映されるほか、説得・錬金・召喚など多彩なスキルが用意されており、探索・戦闘・交流のすべてに深みが与えられています。また、拡張パック「Knights of the Nine」および「Shivering Isles」が収録されており、メインクエスト以外にも膨大なサイドコンテンツが存在します。

日本国内では、PlayStation 3およびXbox 360向けに2007年に発売されました。両機種ともに日本語字幕に対応しており、PS3版では一部の操作性やロード時間に調整が加えられています。なお、オンライン機能は搭載されておらず、すべてのプレイはオフラインで完結します。ゲームの自由度と没入感は、後の『Skyrim』にも受け継がれる重要な要素となっています。