Article 2025/7/13
【PS2/PSP/PSV】ソラユメ
game-list
ゲーム情報
| タイトル | ソラユメ |
|---|---|
| ジャンル | ミスティックラブ・アドベンチャー |
| パブリッシャー | 拓洋興業 |
| 発売日 | 2008年06月19日(PS2/ソラユメ), 2009年05月28日(PSP/ソラユメ portable), 2014年07月17日(PS Vita/ソラユメ) |
| 対応ハード | PlayStation 2, PlayStation Portable, PlayStation Vita |
| レーティング | CERO B |
| 提供形態 | 中古ショップ等で探しましょう |
| 特徴 | PSP版では後日談などの追加シナリオによりテキストボリュームが大幅に向上しており、PS Vita版では画面の鮮明化によってCGをより美しく鑑賞できます。複雑なパラメータ育成は存在せず、使い魔を召喚するタイミングと選択肢の組み合わせが攻略の鍵を握るゲームバランスに調整されています。 |
『ソラユメ』シリーズは、骨董品店「御剣骨董堂」の娘である平凡な高校生の主人公が、蔵で見つけた謎の指輪「クリソベリル」をはめてしまったことから幕を開けるミスティックラブ・アドベンチャーです。指輪に封印されていた自称悪魔の青年・ルーエンを呼び出してしまった彼女は、彼の願いで魔石「ヘリオトロープ」を探す共同生活を送ることに。幼馴染や友人たちと過ごす穏やかな夏休みの終盤から一転し、夢と現実が溶け合うような不可思議な異変へと巻き込まれていく、少しダークで切ない青春ファンタジーが展開されます。
ゲームはテキストを読み進め、物語の途中で提示される選択肢によって各キャラクターの結末へと分岐していくノベル形式を採用しています。本作独自のシステムとして、悪魔に仕える「使い魔」を召喚する機能が搭載されています。使い魔の召喚は1日1回のみという制限があり、どのタイミングで誰の使い魔を呼び出すかによって、キャラクターの好感度が変動したり新たな選択肢が出現したりと、何気ない行動がその後の展開を左右する細やかなフラグ管理の妙を味わうことができます。
PS2向けに発売された原作をPSPへ移植した『ソラユメ portable』では、原作の初回特典CDに収録されていたミニドラマがゲーム本編内に統合されました。さらに、攻略対象キャラクター6名それぞれのエンディング後日談やアナザーストーリーを描いた書き下ろしショートシナリオがおまけとして追加されています。後年にはこれらの追加要素をすべて網羅し、高解像度化やタッチスクリーン操作に対応したPS Vita版も発売されており、ハードの進化に合わせて世界観の補完とプレイ環境の最適化が図られてきました。
乙女ゲーム市場において独自のコミカルな作風を持つ老舗メーカーTAKUYOが、明るい日常描写の中にホラーテイストやダークな鬱展開を大胆に織り交ぜた意欲作です。パッケージの温かな雰囲気とは裏腹に、死や世界の崩壊といった重厚なテーマに正面から向き合ったシナリオがプレイヤーの心を激しく揺さぶり、「泣ける乙女ゲーム」として高く評価されました。一筋縄ではいかないミステリアスな世界観と緻密なストーリーテリングは、発売から年月を経てもなお根強いファンに支持され続けています。