『ビートマニア アペンド 5thMIX Time to get down』(beatmania APPEND 5thMIX)は、コナミが開発・発売したリズムゲームで、2000年3月2日にPlayStation向けに日本でリリースされました。アーケード版『beatmania 5thMIX』のほぼ完全な移植を基盤とし、家庭用オリジナル曲を追加したアペンドディスクです。単体では動作せず、初代『ビートマニア』や『ビートマニア アペンド 3rdMIX』などのキーディスクを必要とし、メニュー画面の「DISC CHANGE」機能でディスクを交換してプレイします。プレイヤーは専用コントローラーを使って5つのキー(白鍵3つ、黒鍵2つ)とターンテーブルを操作し、画面に流れるノートをタイミングよく叩いてDJプレイを楽しみます。『ビートマニア』シリーズの直感的な操作性とBEMANIシリーズの音楽ゲームとしての魅力が詰まった作品です。

本作はアーケード版の44曲に加え、家庭用オリジナル曲5曲を含む約49曲を収録。テクノ、ドラムンベース、ポップスなど幅広いジャンルで、『Dancemania』シリーズのライセンス曲や『beatmania IIDX』からの移植曲が初登場しました。代表曲には「Jack and Mark Get Busy!」「BOOM BOOM DISCO NIGHT」「LINN 1999」などがあり、家庭用オリジナル曲「BATTLE BRAKES」はDJシミュレーションの原点に回帰したプレイ感が特徴です。

ゲームモードには、ステージクリアを目指す「GAME START」、練習用の「TRAINING」、自由に曲を選べる「FREE」、高難度コースの「EXPERT」が含まれます。新機能として「BACK LIGHT」オプションが初導入され、ゲーム中の背景色を黒以外に変更可能(デフォルトはOFF)。「BONUS EDIT」モードは、キーディスクを『ビートマニア』から『3rdMIX』または『ゴッタMIX』、最後に『5thMIX』に交換することで解禁され、家庭用オリジナル曲や過去作の未収録曲をプレイできます。隠し要素として、P1コントローラーで黒鍵(L1+R1)を押しながらSTART、その後白鍵(左+X)を押すと「1-Credit」ダブルプレイモードが解放されます。