『電撃コンストラクション 落ちゲーやろうぜ!』は、自分だけのオリジナル「落ち物パズル」を作成できるコンストラクション(制作)ツール。1998年6月25日にメディアワークス(メディアエンターテイメント)からPlayStationで発売されました。

ゲーム雑誌『電撃PlayStation』とのタイアップ企画から生まれたソフトです。「ぷよぷよ」のように4つ揃えて消すルールや、「コラムス」のように3つ並べるルール、「ドクターマリオ」のようなカプセル消去型など、様々なタイプの落ち物パズルを細部までカスタマイズして作成できます。ブロックの形状、消去条件、連鎖の倍率、お邪魔ブロックの挙動などを細かく設定し、オリジナルのグラフィックやBGMを組み込むことで、世界に一つだけのパズルゲームを構築可能です。

素材面では、雑誌のマスコットキャラクター「ポリタン」やお姉さんが登場するほか、三石琴乃、草尾毅、塩沢兼人、冬馬由美といった豪華声優陣によるボイス素材を多数収録しています。また、制作ツールとしてだけでなく、サンプルゲームとして収録された「落ちゲーはじめて物語」や「ひざうえ20センチ」など、クセの強い4本のゲームを遊ぶだけでも楽しめるバラエティ豊かな内容となっています。PlayStationマウスにも対応しており、PCツールに近い感覚でエディット作業を行える本格派です。

本作は、アスキー・メディアワークス(現KADOKAWA)が発行していたゲーム雑誌『電撃PlayStation』の読者参加企画と連動して制作されました。同誌は「ポリタン」を表紙や漫画に起用し、独自のノリと濃い攻略記事でPlayStation専門誌の中でトップシェアを誇りました。

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