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2026/3/23

【DS】魔女になる。

【DS】魔女になる。
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ゲーム情報

タイトル魔女になる。
ジャンル見習い魔女アドベンチャー
パブリッシャートライファースト
発売日2009年06月11日
対応ハードニンテンドーDS
レーティングCERO A
提供形態中古ショップ等で探しましょう
特徴タムソフトが開発を手掛けた完全オリジナル作品。パッケージの可愛らしいビジュアルからは想像もつかないほど市場への流通量が少なく、現在では中古市場において数万円単位で取引されるニンテンドーDS屈指のプレミアソフトとして広く知られている。
『魔女になる。』は、魔法が一部のお金持ちだけの特権となっている「エウリの街」を舞台に、貧しいながらも魔女になることを夢見る少女の成長を描き出すアドベンチャーゲーム。魔法を使える特権階級と、使えない貧困層とを隔てる巨大な壁がそびえ立つ閉鎖的な環境で、主人公のビッテは魔法学校に通う資金もなく、ただ空を飛ぶ夢想にふける日々を送っている。しかし、全ての魔法を封印しようと企む謎の少女・ダーニャとの出会いが、彼女の運命を大きく変転させる。ひょんなことから魔法の力を手に入れたビッテは、街の住人たちが抱える悩みを解決するため、見習い魔女としての第一歩を踏み出していく。
プレイヤーの役割は、ビッテを操作して街を探索し、魔法の力で人助けを行うこと。魔法の発動には、ニンテンドーDSのタッチスクリーンを活用した「マホイタ」システムが用いられる。画面に現れた黒板に、タッチペンを使って制限時間内に指定された魔法陣(シンボル)を正確に描き込むという直感的なアクション。呪文の詠唱をデジタルな筆跡で再現しており、円を描き、文様をなぞる作業が、そのまま魔法を紡ぎ出す体験へと直結する。
失敗すれば不発に終わるという焦燥感の中、制限時間ギリギリでシンボルを完成させ、見事に魔法が発動した瞬間の達成感。火を起こし、水を操り、時にはイタズラな動物を捕まえる。単なる選択肢の連続ではなく、自らの手で魔法陣を描くという身体的な介入を通して、プレイヤー自身も見習い魔女としての修行を積んでいく。階級社会の壁や魔法の是非といったシビアなテーマを内包しつつも、あくまで優しく温かい視点で紡がれる、小さな魔女の奮闘記。
本作の世界観を決定づけているのは、2000年代の美少女ゲーム業界で一時代を築いたイラストレーター・七尾奈留によるキャラクターデザイン。家庭用ゲーム機での初デザインとなる本作では、彼女の持ち味である柔らかく温かみのあるタッチが、童話のような風景と見事に融合を果たしている。
さらに、ビッテ役の能登麻美子をはじめ、井上麻里奈、沢城みゆきといった第一線で活躍する声優陣を起用。主要キャラクターのボイスは1000種類以上収録されており、オープニングテーマには同人音楽界の歌姫・霜月はるかを抜擢している。当時のオタクカルチャーにおける豪華な布陣が敷かれており、魔法という非日常の力を手にした少女が、現実の格差や社会の壁にどう立ち向かうのかを丁寧に描写。魔法少女という普遍的なテーマを、デジタル時代のアナログな手書き操作で再構築し、一部のファンの間で熱狂的に支持された記録がここにある。

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