『ワールド・デストラクション ～導かれし意思～』は、獣人が支配する世界を舞台に、世界撲滅を目指す若者たちの旅を描いたニンテンドーDS専用RPGです。プレイヤーは心優しき青年キリエとなり、世界を滅ぼす力「デストラクトコード」を巡って、モルテやトッピーらと共に運命に立ち向かいます。アニメ・漫画・ラジオと連動したメディアミックス展開の中心作品として、2008年に発売されました。

バトルは「エリアルビートチェインバトル」と呼ばれる独自システムを採用。空中と地上を行き来しながらコンボを繋げ、敵を気絶させて追撃するなど、テンポの良い戦闘が楽しめます。さらに、会話中に取得できる“ワード”を装備することで、防御力や買い物の割引などの効果が得られる「ワードエクイップシステム」も搭載。キャラごとの士気や装備相性が戦闘に影響するなど、育成と戦略の幅も広がっています。

物語は、世界撲滅委員会と世界救済委員会の対立を軸に、差別や支配構造への疑問を投げかける重厚な展開が特徴。光田康典による音楽、田中久仁彦のキャラクターデザイン、加藤正人の世界観設定など、豪華スタッフ陣が集結し、DSながらも濃密なRPG体験を提供する意欲作です。